XlinkKaiをいろいろ弄っていて、気がついたこと。
kai7.4系ではWebUIを採用していて、操作をブラウザ上から行うことになる。GNOMEパネルの通知スペース上に現れるKaiのアイコンからUIを呼び出そうとすると、勝手にブラウザが立ち上がりKaiのUIとなるページ(http://localhost:34522/)を開く。
この時起動するブラウザというのはどう指定されているのか。
普段はFirefoxを使っているのだけれど、試しにOperaを入れていたりWebkit版Epiphanyを入れていたりしていた。で、KaiはFirefoxでなくOperaを起動したり、Epiphanyを起動したり。。。これは、どうなっているのかなぁと思っていた。
で、答えは/etc/alternatives/ディレクトリにあった。alternativeの名の通りこのディレクトリには様々なアプリケーションを呼び出す際に代替となるシンボリックリンクが置かれている。
XlinkKai7.4のようにWebブラウザに依存するアプリケーションなどは、ユーザがどんなWebブラウザをインストールしているかなど分かるはずが無い。なので、「Webブラウザを起動して」と言うと、その環境で設定されているブラウザが(それが何であれ)ちゃんと起動してくれる仕組みが必要というわけ。
具体的には、端末などからx-www-browserを起動すると/etc/alternatives/x-www-browserというシンボリックリンクが指しているアプリケーション(ブラウザ)が起動する。ls /etc/alternatives/とやってみればシンボリックリンクばっかりなのが分かると思う。ここのリンクを弄ってやれば標準(という言い方は違うのかもしれないけど)のブラウザを変更できるというわけだ。
で、直接シンボリックリンクを書き換えるというわけではなく、ちゃんとユーティリティが存在している。
それにはupdate-alternativesを端末から使用する。
詳細は--helpで参照してもらうとして、とりあえずx-www-browserの設定を弄るには次の様にする。
$ sudo update-alternatives --config x-www-browser
`x-www-browser' を提供する 2 個の alternatives があります。
選択肢 alternative
-----------------------------------------------
1 /usr/bin/firefox-3.0
*+ 2 /usr/bin/epiphany-webkit
デフォルト[*] のままにするには Enter、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 1
Using '/usr/bin/firefox-3.0' to provide 'x-www-browser'.
$
それにしても、「さもなければ」という訳はどうにかならんかったのか。。。英語版を見ると、単に「or」となってるんだけど。
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