2008年12月6日土曜日

Picasaで文字化け[Ubuntu8.10]

Ubuntu8.10だと何故かPicasa2.7で日本語が文字化け(というか文字が表示されない)してしまう。そもそもGoogleが公開しているのはUbuntu7.04向けのものなので、動くだけでも僥倖と考えるべきか。。。
いろいろやってみた結果、どうやらPicasa(正確にはPicasaを動かしているwine)からUbuntuのシステム側にインストールされているフォントが見えていない事が問題だったらしい。8.04までは大丈夫だったんだけどなぁ。

んでまぁ、そうと分かればwineへの日本語フォントの設定方法ならいくらでもGoogle先生に聞けば良い。

とりあえず、シンプルかつ不具合が無いだろうなぁと思う方法をメモ。

まず、UbuntuにインストールされているフォントがPicasa側に見えるようにシンボリックリンクを張ってやる。ここではIPA UIフォントを使うが、もちろん他のフォントでも構わない。
$ sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipagui.ttf /opt/picasa/wine/drive_c/windows/fonts/ipagui.ttf
(Ubutnuのフォントのディレクトリまるごとを指定しても良いが、やってみたらウィンドウメニューが明朝体になったりしたので、使いたいものだけを指定)

これで、ウィンドウメニューのあたりは文字化けが解消される。
だが、その他の部分についてはTahomaフォント(言うまでもなく英字のみ)が直接指定されているみたいなので、Windowsよろしく代替フォントの設定をしてやる必要がある。
代替フォントの設定はアプリケーションメニューにあるPicasa Font Settingsで出来るのだが、ここで代替フォントに指定出来るフォントはwineのレジストリに登録されたものだけの様。
そこで、
$ gedit ~/.picasa/system.reg
で[Software\\Microsoft\\Windows NT\\CurrentVersion\\Fonts]という箇所を探す。そこに既に登録されている値を見てみると、Picasa Font Settingsで代替フォントとして指定できる一覧(Add Font Dialog)に表示されるものと同じなので、ここに値を加えてやれば代替フォントに指定できるはず。
というわけで、そこに
"IPA UIGothic"="ipagui.ttf"
の1行を追加。
そして、Picasa Font Settingsを開き、Tahomaの代替フォントとしてIPA UIGothicを加えてやる。

これで、Picasaが文字化けせずに使える筈。

<追記>
こちらも
Picasa 3 for Linux Beta[Ubuntu8.10]
http://mstssk.blogspot.com/2008/12/picasa-3-for-linux-betaubuntu810.html

3 件のコメント:

ジェービー・ブラウン さんのコメント...

2009年9月7日

丁寧に説明してくれてありがとうございます。

Fedora 11にも適用でき、Picasaの文字化けを解決できました。

大変助かりました。

匿名 さんのコメント...

試しましたが、直りません。

mstssk さんのコメント...

ここに書いてる内容も古くなりましたんで、、、
↓こっちで駄目ならお役に立てそうにないです。すみまんせん
http://mstssk.blogspot.com/2008/12/picasa-3-for-linux-betaubuntu810.html