いろいろやってみた結果、どうやらPicasa(正確にはPicasaを動かしているwine)からUbuntuのシステム側にインストールされているフォントが見えていない事が問題だったらしい。8.04までは大丈夫だったんだけどなぁ。
んでまぁ、そうと分かればwineへの日本語フォントの設定方法ならいくらでもGoogle先生に聞けば良い。
とりあえず、シンプルかつ不具合が無いだろうなぁと思う方法をメモ。
まず、UbuntuにインストールされているフォントがPicasa側に見えるようにシンボリックリンクを張ってやる。ここではIPA UIフォントを使うが、もちろん他のフォントでも構わない。
$ sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipagui.ttf /opt/picasa/wine/drive_c/windows/fonts/ipagui.ttf(Ubutnuのフォントのディレクトリまるごとを指定しても良いが、やってみたらウィンドウメニューが明朝体になったりしたので、使いたいものだけを指定)
これで、ウィンドウメニューのあたりは文字化けが解消される。
だが、その他の部分についてはTahomaフォント(言うまでもなく英字のみ)が直接指定されているみたいなので、Windowsよろしく代替フォントの設定をしてやる必要がある。
代替フォントの設定はアプリケーションメニューにあるPicasa Font Settingsで出来るのだが、ここで代替フォントに指定出来るフォントはwineのレジストリに登録されたものだけの様。
そこで、
$ gedit ~/.picasa/system.regで[Software\\Microsoft\\Windows NT\\CurrentVersion\\Fonts]という箇所を探す。そこに既に登録されている値を見てみると、Picasa Font Settingsで代替フォントとして指定できる一覧(Add Font Dialog)に表示されるものと同じなので、ここに値を加えてやれば代替フォントに指定できるはず。
というわけで、そこに
"IPA UIGothic"="ipagui.ttf"の1行を追加。
そして、Picasa Font Settingsを開き、Tahomaの代替フォントとしてIPA UIGothicを加えてやる。
これで、Picasaが文字化けせずに使える筈。
<追記>
こちらも
Picasa 3 for Linux Beta[Ubuntu8.10]
http://mstssk.blogspot.com/2008/12/picasa-3-for-linux-betaubuntu810.html
3 件のコメント:
2009年9月7日
丁寧に説明してくれてありがとうございます。
Fedora 11にも適用でき、Picasaの文字化けを解決できました。
大変助かりました。
試しましたが、直りません。
ここに書いてる内容も古くなりましたんで、、、
↓こっちで駄目ならお役に立てそうにないです。すみまんせん
http://mstssk.blogspot.com/2008/12/picasa-3-for-linux-betaubuntu810.html
コメントを投稿