2008年10月10日金曜日

qtで作成されたアプリケーションでのSCIM

KDEの標準GUIツールであるqtで作成されたアプリケーションは、もちろんGNOMEでだって使うことが出来る。
けど、日本語入力についてちょっとトラブルに見舞われたので、メモ。
ただし、私の環境(HP nx6125)でのみみたいなので、悪しからず。

qt4で作られたアプリケーションで半角/全角キーがIMEの切り替えにならず ‘ の入力になってしまう。

qtといってもバージョン3とバージョン4の2つが今のところ主に使われているのだけれど、これが曲者だった。
以前に、VirtualBoxを導入した際にscim-bridge-client-qtパッケージを入れなければVirtualBoxで起動した仮想マシン内でも日本語入力が出来ない、という問題に遭ったので、それをインストールしていた。

んで、このscim-bridge-client-qtの説明書きを見ると、これはqt3向けみたいな事が書かれている。実は、qt4向けにscim-bridge-client-qt4というパッケージもあるのだ。
そこで私は、scim-bridge-client-qtとscim-bridge-client-qt4を両方導入していた。qt3とqt4に対してそれぞれ必要だと思い込んでしまったからだ。
最新版KTorrentはqt4で作られていたこともあり、こうしたのだが、BitTorrentクライアントソフトでそんなに日本語入力をする機会もないので、問題が起こっていることなど気付かなかったし、気付いても気にせずにいていつの間にか忘れてしまっていた。

ところが、最近Skypeをインストールしてその問題に気付いた。
VirtualBoxはqt3、KTorrent最新版とSkypeはqt4だ。

ちなみに、大学の自分の研究室で使ってるマシンもUbuntuで、同様にSkypeを入れたのだけれどこの問題は起きていない。これが、私をもっと混乱させた。

んで、結果を言うと、
scim-bridge-client-qtとscim-bridge-client-qt4はどっちか片方だけ入れておくようにするべき。
確認していないけれど、研究室のマシンも片方しか入れた覚えがない。(どっちだったかは忘れた)
今のところ、scim-bridge-client-qt4の方だけを入れていて、ちゃんと半角/全角キーでIME切り替えが出来ている。

ただ、文字入力途中のアンダーバーが真ん中で割れてるのは何故だろう……(qt4アプリでだけ)


<追記>
scim-bridge-client-qt4では、VirtualBoxで動かしているゲストマシンでの入力がだめっぽいので、scim-bridge-client-qtにしなければいけなさそう。

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