TL;DR
Google App Engineのcron.yamlのdescriptionに日本語を書くと、アップロード処理がInternal Server Errorになることがある。
なので、基本的に英語で書いておくのが無難。
確認したのはGo言語のStandard Environment。
なにが起きたか
既存のプロジェクトでcron.yamlに記述している6つの設定のdescriptionを全て日本語に書き換えた。
CIで自動デプロイしているのだが、何故かcron.yamlのアップロードだけInternal Server Errorのため失敗しているログが出ていた。
デプロイスクリプトのexit statusがnon-zeroにならないという別の問題も発生しており、気付かないうちにcron.yamlのアップロードに失敗したり成功したりを繰り返している謎の挙動になっていた。
失敗したり成功したりはサーバー側で発生しており、デプロイを行うのがgcloud
コマンドでもappcfg
でも同じ状況。
どうやら次の繰り返しになっていた。
- cron設定が無い状態
- cron.yamlをアップロード → これは成功し6つすべて反映される
- 別のCIでcron.yamlをアップロード → Internal Server Errorが発生し、6つのcron設定のうち3つだけが何故か残っている状態に
- 更に別のCIでcron.yamlをアップロード → Internal Server Errorが発生し、残り3つも消えて、cron設定がない状態に
- 0に戻る
cron設定が3つ以下の場合は、上の挙動の3番目が抜けるだけで成功と失敗を繰り返しすのは一緒。
今回の現象が起きる前から6つのcron設定を 同じCIで常にデプロイしていたが、失敗はしていなかった。
1つ日本語のdescriptionも混ざっていたが アップロード出来ていた。
おそらく6つすべて日本語に書き換えたため発生した。
推測と対応
cron.yamlを書き換えつつ gcloud app deploy cron.yaml --project foobar
を何度か実行した結果から、次のような現象だと推測している。
- cron.yamlのアップロード処理は既存の設定を一旦全てクリアするため、3つずつ削除している
- そこに日本語のdescriptionが含まれていると失敗しInternal Server Errorになる
- 消し損ねたものは 次にcron.yamlをアップロードする時に削除される
- そのためcron設定が4〜6つある場合は、2回アップロードに失敗して(3つずつ削除して)全て消しこんでからでないとアップロードに成功しない
- 既存の設定のdescriptionに日本語が含まれている時に発生するので、一旦すべて削除したから英語のdescriptionだけのcron.yamlをアップロードすると成功するし、その後も英語のdescriptionであれば問題ない
というわけで、一旦空のcron.yamlを 2回アップロードして(2回Internal Server Errorにして)から英語だけのdescriptionのcron.yamlを 何度かアップロードしているが、今のところエラーは発生せず反映されている。
また、コメントに日本語入っているのは問題ない様子。
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